SHURE SRH940ヘッドホン ヘッドバンド改造・修理カスタム実践編

みなさんこんにちは!音楽大好きねこきじ(@netkijiblog)です。

少し前に「SRH940」の修理やカスタムについて記事を書きましたが、今回は実践編となります。

 

おそらくあの記事だけでは、どうやって改造するのかは分からないと思います。

そこで今回は実際に「SRH940のヘッドバンドをカスタムする方法」を説明してみます。

 

具体的なカスタム方法についてコメントを頂きましたので、ヘッドバンドの改造、移植方法を写真を使って徹底的に分かりやすく解説していきます。

このヘッドホンの問題点はこちら

SHURE SRH940のヘッドバンドカスタムに必要な物

まず、ヘッドバンドを移植する上で必要な物を再度まとめてみます。

いくつか忘れていた分を追加しました。

 

  • 移植用ヘッドホン
  • スペーサー
  • 差し込み型ピン端子
  • ヤスリ
  • ドライバー(精密ドライバーも)
  • はんだごて
  • はんだ
  • 半田吸い取り線 or 吸い取りき
  • カッターナイフ
  • ペンチ
  • ドリル(電動か手動)
  • フェルト生地

前の記事でもお伝えしましたが、ご自宅にあるもので使用できる物と、 必ずこれじゃないとダメな物があります。

赤字の3つはこのヘッドバンド移植における「肝」になる部分なので、必ず同じものを使ってください。

 

  • iSK PROFESSIONAL HI-FI HEADPHONE 黒 HF-2010
  • 大里 ニッケルメッキ スペーサー 内径6ミリ 長さ10ミリ  JO-607
  • ELPA 差込ピン端子 PCM-0.5 PH-72MH

 

スペーサー

差し込み型ピン端子

必要なものはAmazonなどの通販ですべてそろいます。

だだし、購入するならいくつか気をつけるべき物があるので、後ほど説明いたします。

 

SRH940 ヘッドバンドカスタムの仕組み

このヘッドホンSRH940を分解したことがない人がほとんどだと思います。

ノーマルの状態とカスタム後の写真を使って、ヘッドバンドの接続の仕組みを簡単に説明してみます。

 

まずはイヤーパッドを外して、赤枠の3箇所のネジを外します(全ての画像がクリックで大きくなります)


下の写真のようになりますので、さらに4本のネジを外します。

これが本来のsrh940の接続部です(厳密には色々パーツ外れてます)

 

そして、これが今回のカスタムのSRH940の接続部です。

さらに接続部をバラすとこんな感じです。

これで、大雑把な仕組みはお分かりいただけたでしょうか?(;^ω^)

 

ものすごく簡単に説明します。

移植するヘッドバンドの幅が広く合わないので、スペーサー(シルバーのパーツ)で幅を調節します。

スペーサーだけでは本体と接続できないので、差し込み型ピン端子(透明なパーツ)を使ってスペーサーと合体させ本体と接続してるわけです。

 

このように差し込み型ピン端子が「絶妙の径」で、ガタつきなくピッタリと収まるようになっています。

 

 

ねこきじ
ねこきじ
伝わってるといいんだけど大丈夫かな?(;^ω^)

SRH940 ヘッドバンドカスタムの全体の行程

大まかに全体の工程を書いてみます。

  1. 移植元(HF-2010)ヘッドホンの分解
  2. 移植先(SRH940)ヘッドホンの分解
  3. 接合に必要なパーツを加工&仮組(微調整)
  4. 配線用の穴あけ
  5. ヘッドバンド仮組とはんだ付け
  6. 配線をはんだ付け
  7. フェルトを貼って完成!

この順番で作業すると効率よく作業できると思います。

 

本当は一時的にでもヘッドホンが使えなくなるので、先にパーツ加工を持ってきたかったんです。

ですが、分解して仮組しながらパーツ加工の微調整をしたほうが簡単ですし、一回で済むのでこの順番をおすすめします。

 

① 移植元ヘッドホンの分解(HF-2010)

移植元のヘッドホン「HF-2010」をまずは分解していきます。

先に配線を外した方が後の作業がしやすいので、まずはこの部分から作業します。

 

写真ではすでにヘッドバンドがありませんが、ついてるものと思ってください。

イヤーパッドを外して、4本のネジを外していきます。

 

そしてはんだで接続されている配線を外します(切断かはんだごて、どちらでもいいです)

これを、左右両方おこないます。

 

次に、ヘッドバンドの2本(片側)のネジ(片側)を外していきます。

ネジを緩めて、「ヘッドバンド」と「イヤーパッド」の部分に分離させるだけです。

これを両側行います。

これは簡単ですね、すぐに作業が終わると思います(*´ω`*)

このねじはそのまま流用しますので、無くさないように注意してください。

配線については、ひとまずこのままヘッドバンドについた状態で構いません。

 

② SRH940ヘッドホンの分解

こちらは先ほどより若干手間がかかりますが、順序通りやれば難しくはありません。

まずはこの3本のネジを外していきます。

中に配線がくっついているので、取り外すときは慎重に作業をしてください。

 

続いて4本のネジを外しますが、ネジの前に配線をとりはずした方が作業しやすいと思います。

はんだごてと、はんだ吸い取り線を使い配線を取り外します。

もとの配線状態が分からなくならないように、必ず写真を撮っておいてください。

これを両側行いヘッドバンドとイヤーパッド部分を分離させます。

上の写真ではすでに配線が抜いてありますが、SRH940の配線を流用するので抜き取ります。

 

下の写真のように配線が入ってるはずなので、抜けにくいときはネジをはずして配線を引っ張り出します。

ネジがついてる箇所は、全部ばらした方が配線を外しやすいと思います。

 

配線を移植する

先に分解したHF-2010から配線を抜き取っていきます。

後ほど配線を通すときの参考に、配線方法とパーツの配置を覚えておいてください。

 

ゆっくりと2本のネジを外していき、 パーツがどういう風に固定されているか確認してください。

詳細な画像がなくて申し訳ありませんが、HF-2010から抜き取った配線とSRH940の配線を交換していきます。

黒いあみあみの配線カバーに線を通すのに苦労するかもしれませんが、頑張ってください(;^ω^)

 

最悪配線のカバーは無くてもいいですが、配線用の穴の大きさに影響が出るので出来たらつけてください。

カバーを付けたら元の通りに戻して、ねじ止めしてひとまず完了です(*´ω`*)

③ SRH940につけるパーツを加工する

パーツを加工に必要な物

  • スペーサー
  • 差し込み型ピン端子
  • ヤスリ
  • カッターナイフ
  • ペンチ

ここでの工程は3つです。

「カッターナイフで差し込み型ピン端子の長さを調節する

「ヤスリでスペーサーを削り長さを調節する」

「加工したパーツ同士を合体させる」

 

このパーツ加工が一番手間だと思いますが、快適なSRH940で音楽を楽しめることを考えて頑張ってください!w

カッターナイフで差し込み型ピン端子を切断する

差し込み型ピン端子は、スペーサーの中に押し込み本体との接合に使う役割です。

もとの差し込み端子は長いので切断して短くする必要があります。

 

ここでひとつポイントがあります。

想像しやすいようにまずは画像を確認ください。

このように本体側からヘッドバンドの黒いパーツまで約9㎜にする必要があります。

なので、端まで9㎜になるように差し込み型端子を切断する必要があります。

 

本体側のでっぱりが、おおよそ0.5mmほどあるので「約8.5mm」ほどの長さに切るといいと思いますが、この辺は仮組みして微調整してください。

私の場合黒いパーツ側をスペーサーに直付けしてるので、黒いパーツが削れてしまってます。

 

ですので、より良い方法は両側に0.5~1㎜程度の隙間(ピン端子のプラスチックを出す)を作るようにした方が良いと思います。

ねこきじ
ねこきじ
改良版!

 

例えばこんな感じです(左側が明らかに1㎜ではありませんが、両方とも0.5~1㎜程度と思ってください)

こうする事で、両側ともピン端子のプラ部分が当たるので、私のように削れることはないと思います。

 

ただし、あまりにも出しすぎるとグラつく可能性があるのでご注意ください。

私も実際やってないので分かりませんが、もしグラつくようであれば私のように片側(本体側)のみ0.5mm~、スペーサーは8㎜弱で作ってください。

黒いパーツは削れますが、少なくとも5年以上は壊れてません。

 

工程に戻ります、差し込み型ピン端子を約8.5mmに切断していきます。

この写真のように、太いほうを丁度よい長さに切断していきます(細い方はそのまま使えます)

多少長めに切っておいて、 この後のスペーサーの作業と一緒にヤスリで調整すると良いです。

カッター以外でも、つぶれないように切れるのであれば何を使ってもいいです。

画像では適当にハサミで切りましたが、直接当たる部分なのできれいに切ることをおすすめします。

理想はこんなのがあれば言うことなし

 

そしてペンチでピンを抜きます(全部は抜く必要がないです)

ここまででこの作業は終了です。

 

ヤスリでスペーサーを削る

これは先ほどの接続端子の「ガワの部分」にあたるものです。

ぶっちゃけ多分これがなくても先ほどの接続端子だけでもいけると思います。

ですが、見た目的にも強度を上げるためにもあった方がいいと思います。

 

このスペーサーも、そのままの状態では長すぎて使えません。

もとのスペーサーは10㎜なので、削って短くする必要があります。

 

先ほどの端子を8.5ミリに作ったとすれば、7.5ミリ位に削る必要があります。

そうすると、プラスチックの出る部分が片側0.5ミリずつは確保できますよね。

これはひとつ作ったら次の工程に進んでください。一度合体させて仮組したほうが確実だからです。

 

ヤスリの注意点は、幅広の鉄鋼ヤスリを使った方がいいということです。

こういうのでやるとかなり大変です(;´∀`)

おそらくこれが、この改造の中で一番大変な作業だと思います。

こんなのがあると、かなり楽になると思います。

加工したパーツ同士を合体&仮組する

先ほど加工した「接続ピン端子」と「スペーサー」を合体させていきます。

グイグイ押し込んで(もしくは叩く)入れていきます。

結構キツキツで大変だと思いますが、頑張ればちゃんと入ります(;^ω^)

もし入らないようでしたら、スペーサーをほんの少しだけ広げてください。

 

先ほど説明したように、いくらか接続ピン端子を出すのがポイントです。 

もうお分かりかと思いますが、本体と接合した時に金属のスペーサーが直接本体に当たらないようにする為です。

あえてこうする事で、イヤーパッド部分が回転してもスペーサーに直接あたらず本体に傷がつくことがありません。

 

これでパーツ側の加工は終了になります(*´▽`*)

お疲れさまでした☕

④配線用の穴あけ

今回つけるヘッドバンドには配線を通す穴がないので、SRH940に穴あけをする必要があります。

ここで決めてほしいのは、HF-2010のこのパーツを使うかどうかです。

配線の根元につけるゴムのようなものです。

これを使う場合は開ける穴の直径が4.5mm必要になります。

私は出来るだけ小さい穴にしたかった事と、プラスチックの強度の不安もあるのでこのパーツは使ってません。

このパーツを使わない場合、穴の直径は2.5㎜で済みます。

黒い網の配線カバーを使わなければさらに小さくできると思います(ただし配線がスムーズに動かない)

 

穴の位置に関しては、配線が届く範囲であればお好みでよいかと思います。

元のヘッドホンのHF-2010の穴の位置を参考にすれば間違いないです。

注意するのは、他のねじ止めに使う部分に穴をあけないようにすること事ですね。

穴あけはドリルを使うことになりますが、慎重に行ってください。

割れてしまったら使えなくなってしまいますので( ノД`)

2.5mmのドリル刃がついてるものを準備してください、それ以下だと配線を入れるのが厳しいです。

⑤ヘッドバンド仮組とはんだ付け

まずは途中まで仮組していきます。

分解したときの逆ですね!4本のネジをしめていきます。

この状態まで出来たらはんだ付けに移ります。

ねこきじ
ねこきじ
あと少し!頑張って!ヾ(>0<)ノ

⑥配線をはんだ付け

これは特に難しくないので、ご自身で撮った写真を見てはんだ付けをして下さい。

ここで注意する点が2つあります。

1.はんだ付けする前に配線に緩い結び目を作り引っ張ってもそれ以上でないようにする

2.はんだは安物を使ってはダメ!

 

1に関してはやらなくても構いませんが、何かの拍子に余分に線を引っ張ってしまうと中を開けないと戻すのが難しくなります。

 

2のハンダは絶対条件です。

安いのを色々使ったんですが、ハンダがとれるんですよ(;´∀`)

 

ヘッドホンの中でカラカラ音がしたら取れてる合図ですw

最初からまともな物を使った方が間違いないです。お金と時間が無駄になります。

HAKKOのリール巻きのを使ってから一度も取れていない(3年位)ので、これはおすすめできます。

はんだ付けのしやすさもダントツでいいです!

おそらく他の物は振動に弱いんですね、一番左の100円の物にいたっては1か月くらいでとれる時もありました(;´∀`)

おかげで何度やり直す羽目になり、かなり見た目が汚いです(´;ω;`)

 

もしはんだを買うのであれば参考にしてみてください。SRH940は基盤のはんだが小さいので0.8mm位がいいと思います。

ハンダ吸い取り線に関しては、そこまで差を感じません。

違いはありますが、劇的な差ではないので私はこんな安いのを使ってます。

ねこきじ
ねこきじ
はんだごては1500円位のしか使ったことがないので、分かりません(;^ω^)

ヘッドバンド本組

はんだ付けが終わったら、もうほぼ終了です。

3本のネジをしめます。

そしてヘッドバンドをねじ止めしていきます。

 

フェルトを張り付け

これは単純に傷がつかないようにするためですね!

これは他にゴムなんかでもいいでしょうね。

100円ショップで十分だと思います。

これで作業は終了になります!お疲れさまでした!

ねこきじ
ねこきじ
ふぅ~ ワイも疲れたぜ~ ()´д`()ゲッソリ

必要な物あった方がいい物まとめ

  • 移植用ヘッドホン
  • スペーサー
  • 差し込み型ピン端子
  • ヤスリ
  • ドライバー(精密ドライバーも)
  • はんだごて
  • はんだ
  • 半田吸い取り線 or 吸い取りき
  • カッターナイフ
  • ペンチ
  • ドリル(電動か手動)
  • フェルト生地

 

スペーサー

差し込み型ピン端子

まとめ

お約束通り気合を入れて💪徹底的に分かりやすく書いたつもりです!

もし分からない点や、何か質問がありましたらお気軽にコメントください(*´▽`*)

書き忘れがあれば、随時追記します。

ねこきじ
ねこきじ
力になれたかどうかちょっと不安(*´Д`)

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